医師のスポットバイト16社を公式サイトの表記のまま読んだ記録 — 日付で探せるのは6社、直前キャンセルの可否を書いたのは2社
この記事は、台帳に載せている16社の公式サイトを2026年8月20日に読んで分かったことだけで書いています。テーマはスポットと定期非常勤です。
先に、この記事が書かないことを3つ挙げます。スポットの相場は書きません。相場や平均額を公式サイトに書いている社が16社を読んだ範囲では見当たらず、こちらで計算して出せる数字でもないからです。口コミと体験談は書きません。うちは1件も持っていません。順位も付けません。「スポットならここ」と書くには比べる軸を1本に決める必要があり、その1本を決めるのは読む人の事情だからです。
代わりに、軸になりうる項目を16社ぶん数えました。数えられなかったものは数えていません。
なお、常勤も含めた16社全体の作りについては医師の転職サイト16社を公式サイトの表記のまま読んだ記録に書いています。この記事はそこから、1日単位・週単位で働く部分だけを取り出したものです。
スポットを求人検索で選べるのは16社中8社。定期非常勤は13社
医師の求人は「常勤」「定期非常勤」「スポット(1日単位)」の3層に分かれますが、この3層を全部持っているサイトは少数派です。求人検索で選べる雇用形態で数えると、こうなります。
スポットを求人検索で選べる8社は次のとおりです。
- Dr.アルなび(株式会社エムステージ)
- 医師バイトドットコム(株式会社メディウェル)
- MRT(MRT株式会社)
- e-hijyokin(株式会社リンクスタッフ)
- e-doctor(株式会社リンクスタッフ)
- m3.com CAREER(エムスリーキャリア株式会社)
- 民間医局(株式会社メディカル・プリンシプル社)
- マイナビDOCTOR(株式会社マイナビ)
数え方は「求人検索で選べるか」に統一しました。登録フォームの選択肢は数えていません。この2つは同じサイトの中でずれるからで、ずれ方は後の節に書きます。
16社のうち2社は、求人検索の機能そのものを持っていません。エムステージの産業医求職支援サービスとさんぎょうい株式会社で、どちらも産業医専門です。案件は登録後にコンサルタントが紹介する形なので、公開求人数の表示もありません。
スポットの起点は日付、定期非常勤の起点は曜日。同じ社の中で条件セットが別々に作られている
スポットと定期非常勤を両方持っている社では、この2つが同じ検索画面の絞り込み違いではなく、別URL・別条件セットになっているのが共通していました。4社で作り分けの中身まで確認できています。
Dr.アルなびは、スポット(/sh)が「カレンダーから探す」で年・月・日付を指定する形式、定期(/re)が「スケジュールから探す」で曜日×勤務区分のマス目から探す形式です。求人カードの書き方も違い、スポットは「勤務日 2026.09.19 (土) 09:00~13:00」と1日分の日時が入ります。日をまたぐ日当直は「2026.09.23 (水) 09:00~2026.09.24 (木) 07:30」と表示され、「開始時間:調整不可」「終了時間:調整不可」の注記が付く求人があります。
医師バイトドットコムは、スポット(/search_spot/)が「勤務日を選ぶ」のカレンダー起点で、確認日時点で2026年8月から2027年3月までの8か月分の日付を選べました。定期(/search_part/)は「勤務曜日を選ぶ」(月〜日)と「週」(毎週/隔週/第1〜第5週)が起点です。同社の説明は「医師のアルバイトには、固定の時間帯で継続して勤務する『定期非常勤』と、1日単位で契約して勤務する『スポットアルバイト』の2つの勤務形態があります」。
MRTは、スポット(/doctor/spot)が「勤務日」と「給与総額」、定期非常勤(/doctor/regular)が「勤務曜日」(日〜土)と「給与」(時給/一回/月額の3通り)で絞り込みます。求人カードはスポットが「勤務日 2026/08/20(木)」「勤務時間 17:00-19:00」、日をまたぐ当直が「勤務日 2026/08/20(木) - 2026/08/21(金)」「勤務時間 18:00-09:00」。定期は「完全隔週 土曜日」「毎週 木曜日」のように週の周期で書かれます。
e-hijyokinは、SPOT勤務(/spot_search.php)が「勤務日 カレンダーから日にちを指定(複数選択可)」、定期勤務(/teiki_search.php)が「勤務曜日」起点です。定期の求人カードには「【月火水】9:00~12:00/14:30~15:30/16:00~18:00、【木】9:00~12:00」のように曜日ごとの時間が入ります。
日付を指定してスポットを探せると公式表記で確認できたのは、この4社にm3.com CAREERとマイナビDOCTORを加えた6社です。うち「カレンダー」という語まで使っているのは5社で、MRTだけが「勤務日」という表記でした。
逆に、非常勤の検索を曜日で絞り込める社は10社あります。上の6社に民間医局、ジョブメドレーエージェント 医師、医師転職ドットコム、ドクタービジョンを加えた10社です。e-doctorはヘルプに「求人検索には病院体系・救急指定・病床数・勤務曜日・勤務形態・勤務日の設定もある」と書かれているので、数え方によっては11社になります。
日付か曜日かという違いは、そのまま「探し方の起点」の違いです。来月の第3土曜だけ空いている人と、毎週木曜の午後を埋めたい人とでは、押すべき入口が最初から別になっています。
「週」(毎週・隔週・第◯週)で絞り込めるのは2社。スポット側にこの条件はない
定期非常勤には「毎週なのか、隔週なのか、月の第何週なのか」という軸がありますが、この軸を絞り込みとして持っているのは2社でした。
- 医師バイトドットコム — 定期の絞り込みに「週」があり、毎週/隔週/第1週〜第5週まで指定できます
- 医師転職ドットコム — 非常勤の求人検索に「週(毎週勤務・隔週勤務・第1週勤務ほか)」があります
この2社は同じ株式会社メディウェルの運営です。片方が非常勤専門、片方が常勤中心という役割分担ですが、週の周期という条件は両方に載っています。
m3.com CAREERは「週」ではなく「勤務頻度」という軸を持っており、選択肢は月1回/月2,3回/週1〜の3つです。同じことを聞いているようで、こちらは月あたりの回数、医師バイトドットコムのほうは月の中の位置を指定します。
そしてスポット側にこの条件を持っている社は1社もありません。医師バイトドットコムはこの作り分けをはっきり出していて、スポットには「週」の絞り込みがなく、定期には「一回10万円以上」の給与条件がないという形になっています。片方から片方へ条件を移植していないということです。
報酬の単位が3層で違う。常勤は年収、定期は時給、スポットは「1回◯◯円」
求人票の給与欄に何が書かれるかも、3層で違います。以下はすべて個別の求人票の表記であって、相場でも平均でもありません。この点は先に強く断っておきます。スポットや非常勤の相場・平均額を書いた社は、16社を読んだ範囲では見当たりませんでした。少なくともDr.アルなび、医師バイトドットコム、MRT、e-hijyokinの4社については、台帳に「相場・平均額の記載は公式サイトに明示なし」と記録してあります。
e-hijyokinのSPOT勤務の求人票は「給与 1回当り 67,000円(税込)」「1回当り 40,000円(税込)」という形で、税込と明記されています。同じサイトの定期勤務は「1時間当り 12,500円(税込)」の時給表記です。時間帯ごとに金額が違う求人は「※備考参照」とし、補足情報に「※給与:【9:00~12:00】36,000円~40,000円、【14:30~15:30】12,000円~15,000円、【16:00~18:00】24,000円~30,000円」と内訳まで書いています。税込・税別を書かない社が多い中で、ここまで書くのはこの社だけでした。
MRTのスポットの求人カードは「時給 12,150円 x 2時間」という掛け算の形か、「一回 80,000円」という総額の形です。定期非常勤は「70,000円(一回)」「90,000円(一回)」のような表示で、絞り込みは時給/一回/月額の3通りが選べます。
Dr.アルなびのスポットは「給与 1回 45,000円」「1回 100,000円」「1回 155,000円」。同じサイトの定期は「時給 10,000円」「時給 12,000円」といった時給表示と「1回 60,000円」表示が混在します。
医師バイトドットコムは求人タイトルに金額を入れており、「【倉敷市】内科外来:木曜14:00~17:00/一回2~3万円/終日勤務も応相談」「【東海市】…内視鏡検査 上部/下部:毎週月火水木金曜 8:30~16:30/日給12万」「【札幌市】駅近・人間ドックの結果説明!:月・火 午前のみ / 1回4万円(週1日~相談可)」といった書き方です。
繰り返しますが、これらは1つずつの求人の表記です。「スポットは1回◯万円が普通」という話は、この台帳からは言えません。
「1日10万円」のラインを絞り込みか特集に持つのは5社
金額の絞り込みで、常勤の「年収1,800万円以上」に相当する分かりやすいラインが1日(1回)10万円でした。これを持っている社は5社です。
- Dr.アルなび — 一覧ページの勤務特徴に「給与1回10万円以上」があります
- 医師バイトドットコム — 給与の絞り込みは定期が6段階(時給12,000円以上/時給11,000円以上/時給10,000円以上/日給10万円以上/日給9万円以上/日給8万円以上)、スポットはこれに「一回10万円以上」が加わって7段階になります
- MRT — 人気の求人特集として「高額・1日10万円以上」を常設しています
- e-hijyokin — 特集に「1日10万円以上特集」と「インセンティブで稼げる!高額求人特集」があります
- マイナビDOCTOR — スポットのこだわり条件に「1日10万円以上」、非常勤のこだわり条件に「1日10万円以上」「時給1.3万円以上」があります
ドクターコネクトは違う切り方をしていて、給与の絞り込み13段階の中に年収・日給・時給を一列に並べています。日給は2万円~4万円/4万円~6万円/6万円~8万円/8万円~10万円/10万円~、時給は~1万円/1万円~です。年収と日給と時給を同じプルダウンに入れている社は他にありませんでした。
交通費を絞り込めるのは4社。e-hijyokinは求人票に上限額まで書く
1日だけ働く場合、交通費が出るかどうかは手取りに直結します。交通費を絞り込み条件として持っている社は4社でした。
- 医師バイトドットコム — 「交通費込み」「交通費別途支給」の2択で絞り込めます
- 医師転職ドットコム — 同じく「交通費込み」「交通費別途支給」
- Dr.アルなび — 求人特徴に「交通費支給可」と「宿泊費支給可」があります
- ドクタービジョン — こだわり条件に「遠方交通費・新幹線代支給」があります
絞り込みではなく求人票側に書く社もあります。e-hijyokinは「別途(上限 10,000円)」「別途(3,000円)」のように上限額まで求人ごとに明示し、MRTは「給与と一緒に振込(上限あり)/50,000円」「交通費込み」と書きます。美容医局の非常勤求人には「時給11000~12000円 ・注入のみの経験:11000円 ・注入・糸リフトの経験:12000円 ※交通費込み」という表記例がありました。
Dr.アルなびの「宿泊費支給可」は、遠方への日当直を前提にした条件と読めます。ただし公式サイトに定義の説明はありません。
退職金・託児所・住宅補助・借上げ社宅は、MRTのスポットと定期非常勤の検索から丸ごと消える
常勤の求人検索に並んでいる「こだわり条件」が、スポット・定期非常勤の検索には無い、という作りがはっきり出ているのがMRTです。
MRTの常勤にはこだわり条件が並んでいます。台帳に記録した内訳はこうです。高額年収(1,800万円以上)/ゆったり勤務/土日祝休み/当直なし/オンコールなし/救急対応なし/残業なし/週4日以下勤務相談可/時短勤務相談可/有給休暇取得率高め/自宅勤務可/若手医師が活躍できる/症例件数充実/専門医・指定医取得可/ベテラン医師が活躍できる/定年なし/定年65歳以上/地域医療に携わる/院長・管理職募集/キャリアアップ支援あり/車通勤可/駅チカ(徒歩5分以内)/学会参加補助あり/研究日あり/昇給あり/退職金あり/再雇用制度あり/託児所あり/住宅補助あり/借上げ社宅あり/宿舎提供あり/転居費用補助あり/帰省費用補助あり。
この節では項目数を書きませんでした。台帳には「こだわり条件32項目」と記録してあるのに、続けて記録した内訳を数えると33個あるからです。どちらが公式サイトの表記なのかを確認日の記録だけでは決められないので、ならさずにこのまま残し、数を本文に出さないことにしました。
そして公式サイトの作りとして、スポット・定期非常勤の検索にはこだわり条件がありません。代わりに置かれているのは、スポットが勤務日と給与総額、定期非常勤が勤務曜日と給与(時給・一回・月額)です。退職金・託児所・住宅補助・借上げ社宅・宿舎提供といった、勤め続けることを前提にした条件が、1日単位の検索からは消えます。
ただし全社がそうしているわけではありません。Dr.アルなびは定期・スポットの一覧ページにも勤務特徴8項目(宿日直許可/給与1回10万円以上/女性医師活躍中/ベテラン医師活躍中/経験不問/救急対応なし/午前のみ可/午後のみ可)と求人特徴5群を残しています。マイナビDOCTORも非常勤・スポットにこだわり条件を用意しています。「常勤の条件が消えるかどうか」も社によって違うということです。
直前キャンセルの可否を書いたのは2社で、答えが正反対
1日単位で契約する働き方では、勤務日に行けなくなったときにどうなるかが決定的です。この点を公式サイトに書いている社は16社中2社だけで、しかも書いてあることが正反対でした。
医師バイトドットコムのQ&Aには「スポット勤務の直前キャンセルは可能ですか?」という項目があり、回答は「やむを得ない場合はキャンセルも可能です。ただし、なるべく早い段階での連絡をお願いします」「代わりの医師を探す必要がありますので、勤務が難しいとわかり次第すぐに弊社担当コンサルタントへ連絡をくださいますよう、お願い申し上げます」。
m3.com CAREERのヘルプにある「m3.com CAREER スポットサービス」の流れは4段階で、その3段階目に「勤務確定後は勤務キャンセルができかねます」と明記されています。
残る14社は明示なしです。「書いていない=できない」でも「書いていない=できる」でもありません。書いていない、という事実だけが確認できています。
m3.com CAREERのスポットには、他社に無い記述がもう1つあります。流れの4段階目「勤務日当日、ご勤務ください」に「支払いは直接医療機関からお支払いいただく」と書かれている点です。応募と連絡は「医師専用お問い合わせ・メッセージ管理画面」の中で完結し、「医療機関へのご連絡・ご返信は管理画面上でのみ行うことが可能です」とされています。問い合わせ先のアドレスもスポット専用で career_spot@m3career.com が案内されています。
宿日直許可で絞り込めるのは4社
当直の求人では、労働基準監督署の宿日直許可があるかどうかで勤務中の扱いが変わります。この条件で絞り込めるのは4社でした。
- Dr.アルなび — 一覧ページの勤務特徴の1つ目が「宿日直許可」です
- 医師バイトドットコム — 定期の勤務体系7区分に「宿日直許可あり」が併設されています
- 医師転職ドットコム — 非常勤の求人検索の勤務形態欄に「宿日直許可あり」があります
- e-doctor — 勤務条件の中に「宿日直許可申請済」があります。「許可あり」ではなく「申請済」という表記です
民間医局は絞り込みには持っていませんが、よくある質問の非常勤カテゴリに「宿日直許可ありのアルバイトがしたいです」という項目を立てています。同じカテゴリには「定期非常勤希望だが、毎週の勤務は難しい場合はどうしたらいいですか?」「用事ですでに休みたい日がある場合、定期非常勤は難しいでしょうか」「知り合いと交替で一つの定期非常勤の勤務はできますか?」という設問も並んでいます。
応募から勤務確定までの導線が社ごとに違う。アプリで完結する社と、電話番号を出さない社
1日単位の勤務は、決まるまでの速さがそのまま使い勝手になります。導線の書き方は分かれていました。
MRTは公式アプリ「MRT WORK」をiOS・Androidで配布し、「地図検索・検索条件の保存などアプリにしかない便利機能も多数」「求人検索~応募までできる」と書いています。他社との違いを聞かれた回答も「求人掲載数の多さ」「勤務確定までのスピード」「担当エージェントによる細かなフォロー」「求人検索~応募までできる便利な『公式アプリ』」でした。一方でMRTの求職者向けサイトには求職者用の電話番号の掲示が見当たりません。問い合わせは求人ごとのフォーム・アプリ・LINEが中心の作りです。
m3.com CAREERもスマートフォンアプリを持ち、「常勤・非常勤・スポット全てに対応」と紹介しています。こちらもフリーダイヤル等の求職者向け電話番号は、2026年8月20日に確認した範囲の公式ページには明示なしでした。
Dr.アルなびについては、運営会社のページに「WEB上で応募から勤務確定まで完結する独自システムでスピーディに勤務が確定します」と書かれています(この記述はDr.アルなび本体ではなく、姉妹サイトDr.転職なび側の運営会社紹介にあります)。
マイナビDOCTORは所要期間のほうを書いており、「常勤・非常勤のご転職であれば1カ月以内、アルバイトの場合は原則就業日の前日までのご紹介が可能です」としています。
逆に電話を前面に出しているのがe-hijyokinで、フリーダイヤルを拠点ごとに5本掲示しています。東京本社0120-148-051(TEL 03-3401-8901)、大阪本社0120-148-892(TEL 06-6228-8288)、福岡支社0120-148-760、名古屋支社0120-148-153、札幌支社0120-148-248。ただし受付時間の記載は見当たりませんでした。
非常勤専門サイトはサポートの説明が薄い。e-hijyokinは「流れ」のページ自体がない
常勤の転職サイトは、たいてい「登録から入職までの流れ」を5〜6ステップで説明し、書類添削・面接同行・条件交渉・入職後フォローを列挙します。非常勤専門のサイトはここが薄い、というのが16社を並べて見えたことです。
e-hijyokinには、登録から勤務までの流れを段階に分けて説明したページも、書類添削・面接同行・入職後フォローの記載も見当たりません。サイトの説明は「1日限りの代診外来や当直、学校健診や企業健診、また毎月固定で勤務をする定期非常勤の求人まで、様々な勤務体系の求人が随時掲載されております」という求人の中身の話が中心です。求職者向けの会員登録フォームもなく、求人検索はログインなしで全件見られます。
代わりにこの社が厚く書いているのが求人票そのものです。補足情報として患者数、看護師の体制、電子カルテの指導の有無といった項目が細かく入ります。1日だけ行く勤務先について知りたいのは「担当者が面接に同行してくれるか」ではなく「当日その部屋で何が起きるか」なので、この市場ではエージェントのサポートより求人票の情報量が競争軸になっている、と読めます。
Dr.アルなびには6ステップの「初めての方へ」がありますが、これはキャリアカウンセリング・職務経歴書の作成・面接同行・円満退職のアドバイスまで含むエムステージの求職支援サービス全体の説明で、スポット1日だけの勤務でこの6ステップを踏むという書き方はしていません。
医師バイトドットコムは使い方を3通りに分けて案内しています。(1)相談しながら探したい方はキャリア相談申込、(2)自分で探して必要に応じてコンサルサービスを受けたい方は会員登録、(3)まずは情報収集がしたい方はメルマガ申込。会員登録なしでメルマガだけを申し込む導線を公式に用意している社で、「非公開求人をメルマガで受け取ることができる」「すき間時間に確認と応募が簡単に行える」と書いています。
「スポット」という語を使わない社、使っても検索に出さない社が6社ある
台帳の16社は、「スポット」という言葉の扱いがそろっていません。
ドクターコネクトは、なぜスポットの区分を持たないのかを明文で説明している数少ないサイトです。よくある質問の回答は「一般的にスポットやアルバイトと呼ばれる就業形態は、正式には非常勤です。ドクターコネクトでは、非常勤の項目にアルバイトやスポットの求人を掲載しています」。定義を書いたうえで、日付から探す仕組みは持っていません。非常勤求人は「《木・土アルバイト医師募集》【広島/時給 1万円】」のように曜日と週の日数で書かれます。
ドクタービジョンは、「スポット」という区分をサイト上で使っていません。求人検索は常勤と非常勤の2本立て、登録フォームの希望勤務形態も常勤・非常勤の2択です。1日単位の求人の検索タブや特集は、2026年8月20日に確認した範囲では見当たりませんでした。
美容医局は検索側と登録側でずれています。求人検索の勤務形態は常勤・非常勤の2つだけですが、登録フォームの「希望雇用形態」には常勤・非常勤・スポットの3つがあり、同じフォームの美容クリニック勤務経験の欄には「※スポット勤務の場合は「無し」を選択してください」という注記まであります。公開求人としてスポットを出していないだけなのか、スポットの紹介自体を行っていないのかは、公式サイトの記述からは判断できません。
医師転職ドットコムも同じ形で、求人検索のタブは常勤・非常勤の2つですが、会員登録フォームの雇用形態は常勤・定期非常勤・スポットの3つ、マイページのサービスも「転職支援サービス」「非常勤求人紹介サービス」「スポット求人紹介サービス」の3本立てです。1日単位のスポットは姉妹サイトの医師バイトドットコム側にあります。
ジョブメドレーエージェント 医師は求人検索が常勤と定期非常勤の2タブで、登録フォームの希望勤務形態は常勤・非常勤・スポットの3つ。Q&Aには「不定期(スポットアルバイト)の求人はありますか」という項目があり、転職の流れのSTEP3にも「定期非常勤、スポット、アルバイトでの勤務のご希望もお任せください」と書かれています。
Dr.転職なびはもっと分かりにくい形です。サイト上部に「常勤求人」「定期アルバイト」「スポットアルバイト」の3タブが並んでいますが、定期とスポットのタブを押すと別サイトのDr.アルなびへ移動します。Dr.転職なび本体の求人検索は常勤だけです。台帳ではDr.転職なびの雇用形態を常勤だけとして数えました。
つまり、サイトに「スポット」と書いてあることと、日付でスポットを探せることは別です。8社という数字は後者で数えています。
e-hijyokinは「健診SPOT」を第3の検索として持つ。e-doctorは「健診」を第4の勤務形態にした
非常勤の中をさらに割っている社が2社あり、どちらも株式会社リンクスタッフの運営です。
e-hijyokinは定期勤務/SPOT勤務/健診SPOTの3本立てで、検索ページが別々に用意されています。2026年8月20日時点の件数は定期勤務3,825件、SPOT勤務2,725件、健診SPOT2,076件。SPOT勤務と健診SPOTはカレンダーで日付を指定し、定期勤務は曜日を指定します。3つを足すと8,626件になりますが、サイト全体の合計を示す表示はありません。8,626という数字はこちらで足したものです。
SPOTの特集も日付起点でそろっており、「直近2週間以内の求人特集」「待機の多い求人特集」「週末・祝日の求人特集」が並びます。「直近2週間以内」という切り口を持つ社は他に確認できていません。
e-doctorの求人検索は6タブです。常勤/定期非常勤/アルバイト/スポット/健診/事業継承。「アルバイト」と「スポット」を別タブにしており、会員登録フォームの希望勤務形態は常勤/定期非常勤/スポット/健診の4つで、「健診」が常勤や非常勤と同じ列に置かれています。件数は同じ日に常勤17,347件(新着367件)、定期非常勤3,832件(新着977件)、スポット2,726件(新着1,912件)でした。スポットは在庫2,726件に対して新着が1,912件で、他の区分と比べて新着の比率が大きく違います。
健診の切り口については、求人検索の科目に「健診」「検診」「人間ドック」を持っているのが9社です。台帳の健診・人間ドックの求人を扱うサービス一覧は施設区分も見ているので10社になっています。
産業医を扱う10社は性質が2つに割れる。専門2社の勤務は「1回 / 60〜120分」
同じ「スポット」でも、産業医の文脈では意味が変わります。台帳で産業医の求人を扱うサービスは10社ありますが、この10社は性質が2種類に割れています。
- 総合型8社 — Dr.アルなび、Dr.転職なび、医師バイトドットコム、医師転職ドットコム、ドクタービジョン、e-doctor、ジョブメドレーエージェント 医師、m3.com CAREER。いずれも求人検索を持ち、その科目か施設区分に産業医がある形で、医療機関の求人と同じ検索の中に産業医が並びます
- 専門2社 — エムステージの産業医求職支援サービスとさんぎょうい株式会社。求人検索そのものを持たず、登録フォームだけです
総合型8社の中でも置き場所は分かれています。科目のほうに産業医を置いているのが7社で、m3.com CAREERだけは科目になく、施設区分の「産業医(企業)」で拾われます。e-doctorは施設区分に「企業」という区分を持たず、代わりに「医療機関以外での勤務」という言い方をしています。科目として「社医」を独立させているのは医師バイトドットコムと医師転職ドットコムの2社(どちらも株式会社メディウェル)だけでした。
エムステージの産業医求職支援サービスが扱うのは「専属産業医(常勤)」と「嘱託産業医(定期)」の2つで、1日単位のスポットという区分はありません。嘱託産業医の勤務頻度の表記は「1日勤務 / 1~2ヶ月」「1回 / 60~120分」。1〜2か月に1日、1回あたり60〜120分ということです。医療機関の当直や外来の1日バイトとは、頻度も1回の長さも桁が違います。報酬は専属が「年収 9002,000万円」「35日勤務 / 週」と書かれる一方、嘱託(定期)の金額は「報酬は案件により異なります」として明示されていません。
さんぎょうい株式会社の登録フォームには「勤務形態(複数選択可)」として専属/属託/スポットの3つがあり、別項目の「契約形態(経験の有無)」は専属産業医/嘱託/スポット・オンライン/経験なしの4つです。「属託」は公式サイトの表記のままで、同じフォームの別欄では「嘱託」と書かれています。スポットとオンラインが1つの選択肢にまとめられているところから、単発対応と遠隔対応が同じ枠で扱われていると読めますが、公式サイトに定義の説明はありません。企業側の依頼例として「出産、怪我、病気、入院etc・・・ 一時的にピンチヒッターをお願いしたい」が挙がっています。
この2社は求人検索を持たないので、「求人検索でスポットを選べるか」で数える限り拾えません。スポットを扱う8社にこの2社は入っていません。一方で産業医を扱う10社には入っています。同じ台帳の中で、雇用形態の切り口には現れず、領域の切り口には現れるということです。
割れているのは求人検索の有無だけではありません。聞かれることが違います。総合型8社の検索は診療科で絞りますが、専門2社は診療科で絞れません。さんぎょうい株式会社の登録フォームが聞くのは産業保健の業務単位で、衛生委員会参加/職場巡視/健康診断事後措置(就業判定・面談)/長時間労働者面談/ストレスチェック面談・高ストレス者対応/復職支援(復職判定・職場調整)/メンタル不調者対応(休職・配置転換)/感染症対策(BCP含む)/過重労働対策の制度設計/健康施策企画(禁煙・特定保健指導等)/海外赴任・出張者対応/有害業務(化学物質・騒音・粉じん等)/その他の13区分から選ばせます。診療科ではなく、やった業務で経験を分類しています。同じフォームの「専門科目」は自由記入です。エムステージの産業医求職支援サービスも「専門科目」は任意の自由記入(例示は「例)精神科、心療内科」)で、代わりに産業医資格の有無と産業医経験の有無を必須で聞きます。
勤務先も違います。総合型8社が扱うのは医療機関の求人で、企業は施設区分のうちの1つです。専門2社の勤務先は企業の事業場だけです。エムステージは紹介可能な業種を製造業/サービス業/卸・小売業/情報通信業/金融保険業などと書き、さんぎょうい株式会社は経験業種を製造/建設/運輸・物流/小売・サービス/飲食/医療・福祉/IT・通信/金融・保険/教育/官公庁・自治体/その他の11区分で聞きます。
この10社は「産業医を扱う全社」ではありません。MRTは産業医を求人検索の業務内容の側に置いていて科目にも施設区分にも出さないため、この一覧に現れませんが、産業医向けの別サイト(sangyoi.medrt.com)を持ち「業界トップクラスの紹介実績と信頼」と書いています。一覧の作り方によって漏れる社がある、という例です。
スポットを扱う8社と産業医を扱う10社の両方に載っているのは4社(Dr.アルなび、医師バイトドットコム、e-doctor、m3.com CAREER)です。ただしこの4社の検索で産業医を選んでも、出てくるのは医療機関の求人と同じ検索に並ぶ産業医の求人です。専門2社が扱う企業の事業場の案件とは、探し方も勤務先も別のものだと考えたほうが読み違えません。
保険まわりの記載も産業医側が厚くなっています。さんぎょうい株式会社は「労働保険の労災保険が適用できます(一部の契約形態は除く)」「個人情報漏洩保険に加入しています(産業医も対象範囲)」「弊社負担で産業医向け賠償責任保険にも加入できます(ご希望者のみ)」の3つを明記しています。臨床側ではMRTが会員限定コンテンツとして「アルバイト勤務も対象の医師賠償保険をご用意しております」と書いており、アルバイト勤務を明示して保険に触れているのはこの社だけでした。民間医局は登録フォームの1問目「ご希望のサービス」に「医師賠償責任保険・団体長期障害所得補償」を求人紹介と並べて置いています。
登録フォームで聞かれることが常勤と違う。週の勤務量を聞く社と、医師免許取得年を聞かない社
非常勤・スポットの登録フォームには、常勤のフォームに無い欄が入ります。
医師バイトドットコムは「希望勤務日数」を0.5〜5.0の0.5刻みで最小・最大の2つ聞きます。注記は「※半日=0.5、終日=1.0。例:2日と半日を希望の場合、2.5となります」。週あたりの勤務量を半日単位で聞く社はここだけでした。
Dr.アルなびは「希望曜日・時間帯」を必須にしています。日勤の終日・午前・午後、夜診、当直、日当直などから複数選択する形で、これを埋めないと先に進めません。
ジョブメドレーエージェント 医師は、希望勤務形態で非常勤を選ぶと「非常勤の希望勤務日数」が必須になり、週2回以上/週1回(終日)/週1回(半日)/隔週1回以下/その他(当直・日当直など)/未定・わからないから選ばされます。「隔週1回以下」という選択肢を用意している点が、この社の非常勤の想定を表しています。
入力項目がいちばん多いのはMRTで、出身大学と勤務先名の両方を必須で聞くのは16社中この社だけです(民間医局も大学名(医学部)を必須で聞きますが、勤務先名は聞きません)。勤務先名には「※勤務先がない場合は「なし」とご記入ください」の注記が付きます。逆にドクターコネクトは生年月日・性別・医師免許取得年・専門医資格を聞く欄がなく、16社でもっとも入力項目が少ないフォームでした。導線には「カンタン30秒 無料でメール相談」「履歴書作成不要」と表示されています。
医師免許の確認については、登録フォームに医師免許取得年(または取得日)の欄があるのは10社、無いのが6社でした。
- 欄がある10社 — Dr.アルなび、医師バイトドットコム、MRT、e-doctor、マイナビDOCTOR、民間医局、Dr.転職なび、ドクタービジョン、美容医局、エムステージの産業医求職支援サービス
- 欄がない6社 — 医師転職ドットコム、ジョブメドレーエージェント 医師、m3.com CAREER、ドクターコネクト、さんぎょうい株式会社、e-hijyokin
ただし「欄がある」と「必須」は別です。ドクタービジョンは医師免許取得年を任意と明記しており、必須なのは「医師免許取得(取得済)」のチェックのほうです。必須と明記されているのはDr.アルなび、MRT、民間医局、エムステージの産業医求職支援サービスの4社でした。
e-doctorは医師免許取得日を年・月・日まで聞きます。16社で日付まで聞くのはこの社だけです。e-hijyokinを「欄がない」に入れたのは、確認日に問い合わせフォーム(https://www.hijyokin.jp/contact.php)がHTTP 500を返して開けず、入力欄を確認できなかったからです。「無かった」のではなく「取れなかった」ということです。
免許証そのものの提出を求人の見え方に結び付けている社もあります。医師バイトドットコムは、ログインして医師免許証を提出すると鍵アイコン付き求人の法人名が「実名公開中」になり、履歴書・身分証・医師免許証の3点提出でさらに対象求人が増えると書いています。
掛け持ちの可否と、紹介会社の併用の可否は別の話
1日単位で働く人にとっては「複数の勤務先を掛け持ちできるか」と「複数の紹介会社に登録していいか」の2つが出てきますが、この2つは公式サイト上でも別の設問として扱われています。混ぜないほうが読み違えません。
勤務先の掛け持ちについて書いている社。
- 医師バイトドットコム — 「別の医療機関での非常勤と掛け持ちすることは可能ですか?」に「アルバイトの掛け持ちはもちろん可能です」「複数の医療機関の掛け持ち勤務を含めたさまざまな働き方をご提案いたします」
- ドクターコネクト — 「複数個所での非常勤は可能ですか?」に「可能ですが、同業種の場合はお断りされる可能性があります。事前に専任エージェントへその旨をお伝えください」
- ジョブメドレーエージェント 医師 — 「常勤で勤務しながらアルバイト(非常勤)はできますか」「アルバイト(非常勤)の掛け持ち勤務はできますか」の2問を立てています
紹介会社の併用について書いている社。
- Dr.転職なび — 「Dr.転職なびで転職をされた方の60%は、他社サービスも並行して利用しています」(※2020年4月〜2021年8月に同社を介して転職した医師へのアンケート、2021年11月実施、回答数97、自社調べ)
- ドクターコネクト — 「はい、ご利用いただけます。既に他社様から紹介されている(院内見学も含む)クリニックの求人と重複しないよう、ご案内いたします」
- マイナビDOCTOR — 「他社様にご登録されている方も、マイナビDOCTORのご利用ができます」
- ドクタービジョン — 「複数ご登録いただいても問題はございません」としつつ、「複数のコンサルティング会社から医療機関への打診がある為、重複すると心象が悪くなるケースもございます」と不利益にも触れています
- 医師転職ドットコム — 「特に問題はございません」「個人情報を多数の会社に出されるよりは信頼できるコンサルタントにお任せいただければと思います」
民間医局は他社併用について書いていませんが、会員規約第2条6項で同サービス内の重複登録を禁じています(「会員は、1人につき1つのIDを保有するものとします」)。これは他社併用の話ではありません。
初期臨床研修中のアルバイトについて書いている社は2社でした。医師バイトドットコムは「初期臨床研修中のアルバイトは原則禁止されています」「後期研修に入った先生には、ご希望に応じたアルバイト先のご紹介が可能です」「初期臨床研修中でもご登録やご相談は可能です」。ドクターコネクトは「2004年4月より新医師臨床研修制度の導入に伴い、医師法第16条の2、3により初期臨床研修中のアルバイトは禁止されております。後期研修中はご紹介可能です」。
大阪で探す場合。16社中13社が大阪に拠点を持ち、15社が47都道府県を扱う
地域を絞って探すときに数えられたのは、拠点の有無と対応エリアの書き方の2つです。
大阪に本社・支社・支店・オフィスがあると公式サイトで確認できたのは13社でした。これにマイナビDOCTORを加えると14社になりますが、こちらは拠点ではなく全国11か所の面談会場の1つとして大阪(グランフロント大阪タワーA 30F)が挙がっている形なので、分けて数えています。
大阪の記載がまったく無かったのは2社です。ドクターコネクト(神奈川県横浜市の1か所)とさんぎょうい株式会社(東京都新宿区の1か所)で、どちらも拠点が1か所しかありません。
大阪の窓口を番号まで出している社もあります。
- e-hijyokinとe-doctor — 大阪本社 大阪市中央区瓦町4-5-9 井門瓦町ビル6F。フリーダイヤル0120-148-892は両サイトで共通です(e-hijyokinはTEL 06-6228-8288も併記)
- 美容医局 — 大阪支店 06-4963-2102(大阪市中央区南船場)
- Dr.転職なび — 近畿エリア 0120-148-418。ただしこの番号は中四国エリアの番号と同じです
- m3.com CAREER — 大阪オフィス 大阪府大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第3ビル
- ジョブメドレーエージェント 医師 — 大阪支社 大阪市北区梅田1-12-17 リージャス梅田スクエアB1F
- マイナビDOCTOR — 大阪(グランフロント大阪タワーA 30F)。ただしこれは拠点ではなく面談会場です
対応エリアの書き方では、47都道府県という表記を使っているのが15社です(全国対応の一覧は15社)。唯一書いていないさんぎょうい株式会社は、登録フォームの希望勤務地を北海道/東北/関東/中部/近畿/中・四国/九州/沖縄/「全国(希望なし)」の9区分にしており、「全国(希望なし)」という選択肢を持つのはこの社だけでした。
地域別の求人数まで出しているのはDr.アルなびです。2026年8月20日時点のスポットのエリア別内訳は、関東1,197/関西420/九州・沖縄316/中部137/中国・四国82/北海道・東北65。定期は関東550/関西245/九州・沖縄160/中国・四国130/北海道・東北122/中部111でした。ただしこの数字は総求人数ではなく新着求人数です。HTML上のクラス名がcount-newで、リンク先も新着の一覧になっています。同じトップページを時間をおいて2回取得したら定期1,311→1,318件、スポット2,247→2,217件と動きました。
大阪府だけの件数を出している社は16社の中にありませんでした。都道府県単位で数字が出ているのは同じくDr.アルなびの東京都の一覧ページ(定期1,122件、スポット1,522件)だけです。
スポットの件数を単独で出しているのは8社中6社。同じ日に同じ社の中で食い違う
スポットを求人検索で選べる8社のうち、スポットの件数を単独の数字で出しているのは6社です。2026年8月20日に確認した表示をそのまま並べます。
- MRT — トップが「スポットアルバイトの求人[12,302件]」、同じ日の一覧ページが「現在12288件の医師バイト・スポットアルバイト求人情報が掲載されています」。トップと一覧で数字が違います
- 民間医局 — スポット7,285件[新着813件]。同じトップに定期7,910件[新着437件]、常勤15,594件[新着124件]
- マイナビDOCTOR — スポット医師求人5,832件。「※非公開求人を除く」「2026年08月20日更新」と併記されています
- e-doctor — スポット2,726件 新着1912件
- e-hijyokin — SPOT勤務2,725件
- Dr.アルなび — スポットアルバイト2,217件。ただしこれは新着求人数です
数字を出していない2社のうち、医師バイトドットコムは定期とスポットの内訳が検索結果ページで動的に表示される作りで、HTMLの初期値が0のため取得できませんでした。トップの検索窓に出ているのは全体の「公開数:28,728件 更新日:2026/8/20」です。m3.com CAREERはスポットのタブを持ちながら、スポット単独の件数を表示していません。
同じ社の中で数字が食い違うのはスポットに限りません。この台帳では「16社合計で◯件」という数字を出していません。足せる数字ではないからです。求人数の食い違いの中身は16社の記録のほうに詳しく書きました。公開求人数を出しているサービスは13社です。
この記事で数えなかったもの
最後に、数えられなかったものを書いておきます。
スポットの相場は数えていません。16社とも公式サイトに相場・平均額を書いておらず、個別の求人票の金額を集めて平均を出すことはできますが、それは各社の掲載方針(高額求人の特集を組む社と組まない社がある)を平均しただけの数字になります。この記事に出てくる金額はすべて1件ずつの求人の表記です。
どの社がスポットに強いかは書いていません。件数はならされていないので比べられず、勤務確定までの速さは各社の自己申告しかありません。
口コミと評判は書いていません。うちは1件も持っていないからです。
書いたのは、公式サイトに書いてあったことと、それを16社ぶん数えた結果だけです。各社の全項目は台帳の各サービスのページにそのまま置いてあります。確認日はすべて2026年8月20日です。
この記事に出てきた切り口の一覧ページは次のとおりです。スポット・単発 8社/非常勤・定期非常勤 13社/常勤 11社/健診・人間ドック 10社/産業医 10社/美容 14社/全国対応 15社/公開求人数を出しているサービス 13社。
一覧によって数え方が違います。雇用形態(常勤・非常勤・スポット)と診療科の一覧は「求人検索で選べるか」だけで作っているので、求人検索を持たない社は現れません。領域(健診・美容・産業医)の一覧はそれに加えて、そのサービス自体がその領域を専門にしているかも見ています。産業医の10社に専門2社が入り、スポットの8社には入らないのはこのためです。