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勤務曜日で定期非常勤を絞り込めるのは24社中14社。曜日と勤務区分をマス目で掛け合わせられるのは4社、毎週・隔週で絞れるのは2社

この記事は、台帳に載せている24社の公式サイトを2026年8月20日と8月21日に読んで分かったことだけで書いています。テーマは曜日です。「毎週木曜の午後だけ」「隔週の土曜だけ」という形で働く定期非常勤を、曜日から探せるのはどの社かを数えました。

先に書かないことを3つ。曜日ごとの時給相場は書きません。相場を書いている社が24社を読んだ範囲で見当たらないからです(報酬の単位と金額の場所は報酬の記事に書きました)。口コミと体験談は書きません。うちは1件も持っていません。順位も付けません

社数を出すときは、台帳のどの欄で判定したか分母が何社かを毎回本文に書きます。定期非常勤という働き方そのものの説明、勤務区分が5個から12個まで開く表、登録フォームで曜日を聞かれる5社の話は定期非常勤の記事にあり、当直・健診は当直と健診の記事、1日単位のスポットはスポットの記事にあります。重なるところはリンクで送ります

勤務曜日で絞り込めるのは、非常勤を求人検索で選べる19社のうち14社

定期非常勤を探すときに最初に押す条件が勤務曜日です。判定に使ったのは台帳の kensaku 欄(求人検索の絞り込みを表記のまま写した欄)と koyou spot 欄で、「非常勤・定期の求人検索の絞り込みに、曜日を選ぶ項目があるか」だけを見ました。

24社のうち3社は求人検索そのものを持たず(エムステージの産業医求職支援サービスさんぎょうい株式会社医師のセカンドキャリア)、さらに2社は非常勤を求人検索で選べません(Dr.転職なびJMC。どちらも非常勤を同じ運営会社の別サイトに分けています)。この5社を「曜日で探せない社」に数えていません。数えられるのは非常勤を選べる19社で、そのうち14社でした。

14社は次のとおりです。ドクタービジョン(「曜日・勤務体系」。非常勤の詳細検索でだけ加わります)/ドクターキャストDoctor's Life Career(「勤務日」の非常勤側が月〜日)/Dr.アルなび(曜日区分)/e-hijyokin(定期勤務の検索の起点が勤務曜日)/医師バイトドットコム医師キャリ医師転職ドットコム(勤務形態と勤務曜日)/日本医師会ドクターバンク(月〜日・)/ジョブメドレーエージェント 医師(「曜日/勤務体系」が定期非常勤の3軸の1つ目)/m3.com CAREER(勤務曜日×勤務体系)/民間医局(定期検索の4軸の1つ)/MRT(日〜土)/マイナビDOCTOR

残る5社は、非常勤の絞り込みの一覧に曜日が出てきません。美容医局は絞り込みが3項目だけ、ドクターコネクトはこだわり条件に「勤務曜日固定」はあるものの曜日そのものを選ぶ項目ではなく、医師ジョブは常勤・非常勤とも曜日の項目が出てきません。DtoDコンシェルジュ曜日のチェックボックスがスポット検索(/job/spot/)の側にあり、e-doctorは検索画面としては確認していませんがヘルプに「求人検索には…勤務曜日・勤務形態・勤務日の設定もある」と書かれています(ヘルプを根拠に数えるなら15社になります)。

「明示なし」は「できない」ではありません。この5社について言えるのは、台帳に写した絞り込みの一覧に曜日が出てこないということだけです。実際、美容医局は登録フォームに「希望曜日(月〜日+祝)」の欄を持ち、DtoDは別の検索で曜日を扱っています(登録フォームで曜日を聞く5社の話は定期非常勤の記事にあります)。

もうひとつ。この14社のうち、曜日の絞り込みが常勤の検索にも出ると台帳から言えるのは1社日本医師会ドクターバンクだけです。同社は常勤と非常勤が同じ検索画面で、6項目のうち1つが勤務曜日だからです。Doctor's Life Careerは常勤側が週の日数(週3.0日〜週5.5日)、非常勤側が曜日という作り分けで、ドクタービジョン・医師転職ドットコム・マイナビDOCTOR・m3.com CAREER・民間医局はいずれも曜日が非常勤・定期の側にしかありません。常勤は日数で、非常勤は曜日で選ぶという分かれ方が、24社を通してかなり徹底しています。

曜日の並びは13社が月曜始まり。MRTだけ日曜始まりで、「祝」を並べたのは1社

同じ「曜日」でも並べ方が違います。14社のうち13社が月曜始まりで、MRTだけが日〜土、つまり日曜始まりです。カレンダーの並びで探すか、勤務週の並びで探すかの違いになります。

そして「祝」を曜日と同じ並びに置いているのは日本医師会ドクターバンクの1社だけでした(月〜日・祝)。祝日にも診療がある勤務先を、曜日と同じ操作で拾える作りです。残る13社では、祝日の勤務があるかどうかは曜日の絞り込みでは分かりません

曜日が検索全体に占める重さも社によって違います。ジョブメドレーエージェント 医師は定期非常勤の求人検索を「曜日/勤務体系」「勤務地」「科目/希望条件」の3軸にまとめていて、曜日が3分の1を占めます。民間医局の定期検索は 診療科目/勤務地/曜日/勤務時間帯 の4軸です。どちらも常勤の検索にある年収やこだわり条件の長い一覧を持ち込まず、曜日と時間帯を主役にした短い検索にしています。

曜日と勤務区分をマス目で掛け合わせられるのは4社

曜日で絞り込める14社の中に、もう一段進んだ作りがあります。曜日と勤務区分(日勤・当直など)を掛け合わせたマス目から入る形で、kensaku spot 欄で確認できたのは4社でした。

  • Dr.アルなび — 定期(/re)は「スケジュールから探す」という名前で、曜日×勤務区分のマス目から探します。スポット(/sh)側が「カレンダーから探す」なので、名前の時点で入口が分かれています
  • 医師バイトドットコム — トップページの検索が勤務曜日と勤務体系を掛け合わせた「日勤(月)」「当直(土)」のようなマス目で選べます
  • 医師転職ドットコム — 非常勤の求人検索が「勤務形態と勤務曜日」で、日勤・午前診・午後診・夕診夜診・当直・日当直・その他を月〜日の曜日別に指定します
  • m3.com CAREER — 非常勤タブの絞り込みが「勤務曜日×勤務体系」(月〜日 × 日勤・夜診・当直・日当直・その他)です

このうち医師バイトドットコムと医師転職ドットコムは同じ株式会社メディウェルの運営です。片方が非常勤専門、片方が常勤中心という役割分担ですが、曜日×勤務区分という指定の仕方は両方に載っています。

マス目で探せることの意味は、「木曜の午後だけ空いている」を1回の操作で表現できるということです。曜日と勤務区分が別々のチェックボックスになっている社では「木曜」と「午後診」を別々に選ぶことになり、「月曜の当直か木曜の午後診のどちらか」という条件は組めません。ドクターキャストは曜日(月〜日)と時間帯(午前・午後・日勤・夜診・当直・日当直)を別々のチェックボックスとして持ちます。日本医師会ドクターバンクは常勤・非常勤の検索に勤務曜日を持ちますが、勤務区分にあたる絞り込みはスポット検索(/spot)の側にあり、常勤・非常勤の検索には出てきません。同じサイトの中でも、曜日と勤務区分の両方が揃う画面と揃わない画面があります

掛け合わせる相手の勤務区分そのものが5個から12個まで開くことは定期非常勤の記事に、当直を選ぶ側と避ける側の設計は当直と健診の記事にあります。

Dr.アルなびの曜日別21,433件。日勤は金曜が最多、当直だけ日曜が最多になる

定期非常勤で「何曜日の求人が多いか」を数字で読める社は、24社の中で1社だけでした。Dr.アルなび(株式会社エムステージ)です。定期(/re)の「スケジュールから探す」が曜日×勤務区分のマス目になっていて、マス目のひとつひとつに件数が表示されます。2026年8月20日に確認した数字を、台帳の spot 欄に記録したままで並べます。

勤務区分 区分の計
日勤(終日) 1,848 1,799 1,747 1,737 1,883 1,039 559 10,612
日勤(午前のみ) 877 850 809 828 846 774 145 5,129
日勤(午後のみ) 529 522 521 486 562 201 77 2,898
夜診 117 103 102 105 108 21 19 575
当直 241 201 212 214 241 196 262 1,567
日当直 30 24 38 31 49 255 225 652
曜日の計 3,642 3,499 3,429 3,401 3,689 2,486 1,287 21,433

「区分の計」「曜日の計」「21,433」はこちらで足した数字です。公式サイトに合計を示す表示はありません。足せるのは、6つの勤務区分と7つの曜日がひとつのマス目の縦横になっていて、同じ検索の同じ単位で数えられているからです。

読めることを、軸を宣言したうえで書きます。軸は「確認日にそのマスに出ていた件数」の1本だけで、良し悪しの順位ではありません。

日勤は金曜がいちばん多く、日曜がいちばん少ない。日勤(終日)は金1,883/月1,848/火1,799/水1,747/木1,737と平日がほぼ横並びで、土1,039は平日の6割ほど、日559は3割ほどに落ちます。曜日の計でも順番は同じです。

当直だけは逆になります。当直は日262がいちばん多く、次が月241と金241でこの2つは同数、以下 木214/水212/火201/土196。日曜は日勤(終日)では559件しか無いのに、当直では7曜日の中でいちばん多い262件です。日当直は土日に集中し、土255/日225の2つだけで652件のうち480件、7割を超えます。夜診は土日でほぼ消えます(平日は月117/金108/木105/火103/水102、土21/日19)。

午前のみと午後のみで、土曜の落ち方が違うのもこの表から読めます。日勤(午前のみ)の土曜は774件で、平日でいちばん多い月877件の9割近くあります。ところが日勤(午後のみ)の土曜は201件で、平日でいちばん多い金562件の4割を切ります。土曜の午前だけ動いて午後は閉まるという診療所の営業時間が、そのまま件数に出ている形です。

繰り返しますが、これは1社の、確認日1日ぶんの、公開されているマス目の数字です。24社全体の傾向でも、医師の非常勤市場全体の話でもありません。同じ社のトップページに出ている「定期アルバイト 1,318件」は新着求人数で、この表の21,433件とは数えているものが違います(HTML上のクラス名がcount-newで、リンク先も新着の一覧です)。

他の13社は曜日別の件数を表示していません。曜日で絞り込めることと、絞り込む前に件数が見えることは別です。

「毎週・隔週・第◯週」で絞り込めるのは2社。3社目は「勤務頻度」で聞く

曜日の次にもう1本の軸があります。毎週なのか、隔週なのか、月の第何週なのかです。「毎週木曜」と「隔週木曜」では、月あたりの勤務日数も報酬も倍違います。ところが kensaku 欄で数えると、この軸を求人検索の絞り込みとして持っているのは24社中2社でした。

  • 医師バイトドットコム — 定期(/search_part/)の絞り込みに「週」があり、毎週/隔週/第1週/第2週/第3週/第4週/第5週を指定できます
  • 医師転職ドットコム — 非常勤の求人検索に「週(毎週勤務・隔週勤務・第1週勤務ほか)」があります

この2社もどちらも株式会社メディウェルの運営です。前の節のマス目と合わせると、曜日×勤務区分のマス目と週の周期の両方を持つのはこの2社だけということになります。

m3.com CAREERは「週」ではなく「勤務頻度」という別の軸を持ち、選択肢は月1回/月2,3回/週1〜の3つです。似ているようで指すものが違い、m3.com CAREERは月あたりの回数、医師バイトドットコムは月の中の位置を指定します。「第3土曜だけ」を表現できるのは後者だけです。

絞り込みには持たないが求人カードの表記に出す社もあります。MRTの定期非常勤の求人カードは、勤務曜日の欄が「完全隔週 土曜日」「毎週 木曜日」と書かれます。同じ社のスポットの求人カードが「勤務日 2026/08/20(木)」と日付で書かれるのと対になっていて、探すときには周期で絞れないが、開いた求人票には周期が書いてあるという形です。美容医局の非常勤求人も「週1日~OK」「土曜隔週可能」のように書かれます。

ジョブメドレーエージェント 医師は求人検索ではなく登録フォームの側に周期を持ちます。非常勤を選ぶと「非常勤の希望勤務日数」が必須になり、週2回以上/週1回(終日)/週1回(半日)/隔週1回以下/その他/未定・わからないから選びます。「隔週1回以下」を用意しているのはこの社だけでした。

民間医局は周期を絞り込みではなくよくある質問の設問で受けています。「定期非常勤希望だが、毎週の勤務は難しい場合はどうしたらいいですか?」「用事ですでに休みたい日がある場合、定期非常勤は難しいでしょうか」「知り合いと交替で一つの定期非常勤の勤務はできますか?」の3問です。設問がある、という事実だけを書いています(回答の本文は台帳に写していません)。

なおスポット側にこの軸を持つ社は1社もありません。1日単位の契約に「隔週」という概念が要らないからで、医師バイトドットコムはスポットに「週」の絞り込みがなく、定期に「一回10万円以上」の給与条件がないという形で作り分けています。

「土日祝休み」を絞り込みに持つのは12社。「土日祝勤務」を持つのは1社だけ

曜日をチェックボックスで選ぶのとは別に、土日祝をまとめて扱う条件があります。kensaku 欄に写した絞り込みの一覧を24社ぶん読み直して数えると、「土日休み」「土日祝休み」系の条件を持つのは12社でした。表記は4通りに割れます。

祝日を含むかどうかがそろっていません。ドクタービジョンだけは「土日休み」と「祝日休み」を別の項目として持ち、祝日だけを外して探すことができます。

そして、「土日祝勤務」という逆向きの条件を持つのは日本医師会ドクターバンクの1社だけでした。同社の「特徴を選ぶ」42項目に「土日祝休み」と「土日祝勤務」が両方入っていて、休みたい人と土日に働きたい人の両方を、同じ絞り込みで拾える作りです。定期非常勤で土曜の午前だけ入る働き方は後者に当たります。

ただし12社のうち何社が非常勤の検索でこの条件を使えるかは、この数え方では分かりませんMRTの「土日祝休み」は常勤のみのこだわり条件32項目の中にあり、定期非常勤とスポットの検索には出てこないと台帳に明記しています。医師ジョブとジョブメドレーエージェント 医師も常勤側の欄として記録しています。「土日祝休み」は、避けたい常勤の受け皿があって初めて意味を持つ条件で、この点は当直と健診の記事の「当直なし」と同じ構造です。

この記事で書かなかったもの

曜日別の求人数は1社ぶんしか出せませんでした。Dr.アルなび以外の13社は、曜日で絞り込めても絞り込む前の件数を表示していません。「何曜日が探しやすいか」を24社の傾向として書くことはできません曜日ごとの時給も書いていません。曜日別に金額を出している社は見当たりませんでした(報酬の単位と金額の置き場所は報酬の記事にあります)。

「毎週◯曜日」の求人が実際に何か月続くのかも数えていません。契約期間を求人検索の条件として持つ社は確認できず、Dr.アルなびの「期間限定勤務可」、ドクタービジョン日本医師会ドクターバンクの「期間限定」、DtoDコンシェルジュの「1年未満の勤務可能」があるだけです。

どの社が曜日で探しやすいかは書いていません。順位を付けるには比べる軸を1本に決める必要があり、その1本を決めるのは読む人の事情だからです。マス目を持つ4社が「使いやすい」とも書きません。口コミと評判も書いていません。うちは1件も持っていないからです。

書いたのは、公式サイトに書いてあったことと、それを24社ぶん数えた結果だけです。各社の全項目は台帳の各サービスのページにそのまま置いてあります。確認日は17社が2026年8月20日、7社が2026年8月21日です。判定欄は、曜日と周期の絞り込みの社数が kensaku、雇用形態の判定が koyoukoyouKensaku、曜日別件数が spot です。求人検索そのものを持たない3社非常勤を別サイトに分けている2社は、曜日の絞り込みを判定できないため「対応していない」に数えていません

曜日と関わりの深い記事はこちらです。定期非常勤の全体(勤務区分5〜12個の表、登録フォームで曜日を聞く5社、「週1日から」5社)は定期非常勤の記事、報酬の単位は報酬の記事、日付から探すスポットはスポットの記事、当直と健診は当直と健診の記事、常勤も含めた全体の作りは医師の転職サイト24社の記録に書いています。