医師転職エージェントを利用して上手に転職活動をするコツ

医師転職エージェントとは?

医師転職エージェント

医師転職エージェントと付き合いがある先生は多いだろう。転職で実際にエージェントを使ったことがある先生には説明の必要はないと思うが、アルバイトを紹介してもらう為に医師転職サイトに登録している先生や全くこれまで医師転職エージェントとは付き合いがないという先生もいるだろう。
今は便利な時代になった。インターネットで医師転職と検索すると無数の医師転職エージェントのサイトがあって、医師の転職情報はいくらでも手に入れられる。昔は医局からの斡旋かジャミックジャーナルなどの医師求人広告くらいしかなかったが今は本当に便利だ。
医師転職エージェントとは医師紹介会社のことで転職希望の医師にいろいろと病院を紹介してくれる便利な存在だ。リクエストすれば希望の病院の医師求人情報とか病院の情報を調べてくれるし、条件を伝えておけば、それに合う医師求人が出た時に連絡してくれるのだ。
うまく付き合えば転職したい医師にとってメリットが多い存在と言える。
紹介会社によって付いてくれるエージェントの担当者の質はまちまちなので紹介会社選び、担当のエージェントで当たり外れがあるのは事実だが、いい紹介会社とうまく付き合って、ダメな紹介会社とは付き合わなければいいだけだ。

医師転職ランキングサイトは広告を目的としたサイトなのであまり意味がない

アフィリエイトサイト


医師転職エージェントのランキングサイトがあるのはご存知だろうか。これはアフィリエイトサイトといってアフィリエイターが収入を得る目的で運営している広告サイトなのだ。
医師転職に限らず様々な業界でランキングサイトがあるが、中には悪質なやらせランキングサイトもあるので注意が必要だ。ステマといってステルスマーケティングの略なのだが広告主に有利になるように信憑性のない口コミや競合会社の事実ではない悪い口コミを書き込んだりといった悪質な事例などトラブルもあるらしい。
何しろ医療業界の事を知らない素人アフィリエイターが大手広告主の意向を受けて勝手な内容で無責任なランキング記事を書いているのだから、本当にいい転職をしたいと思って医師紹介会社選びをする際にはランキングサイトはあまり意味がない。

医師転職エージェントを利用したトラブル事例

うまく付き合うととても便利な医師転職エージェント(医師紹介会社)だが、医師転職エージェントを利用したトラブル事例も紹介しておこう。
ある医師紹介会社ではニセ医者を病院に紹介していた事があった。何年かにわたってそのニセ医者は健診の仕事をして稼いでいたというから驚く。
これは意図的ではないにせよ医師免許証の確認を怠った結果で杜撰な医師紹介会はと言えるだろう。こういう会社に自分の転職を任せるのはさすがに怖い。
また、おっさん循環器内科医が実際に経験したことで、履歴書を許可なくばらまかれたということがあった。まだ転職を検討している段階だったのに、勤務先に転職活動をしているということがバレてしまった。それ以降この会社とは縁を切ったのは言うまでもない。
本当にそのエージェントの顔は今でも思い出すたび腹が立ってくる。

医師転職エージェントを利用するメリットとポイント

医師転職エージェントを利用するメリット

おっさん循環器内科医はそれ以降、有名どころの大手転職エージェントからは情報を取る程度の付き合いにとどめて、実際に転職活動をする時は何度か転職でお世話になって気心しれているエージェントのいる会社にもっぱらお任せしている。
担当エージェントがずっと変わらないのが何よりいい。
一言連絡すればこちらの意図を汲み取って、しばらく待っていればいい提案を持ってきてくれるのだから非常に助かる。
これまでのキャリアや転職理由や個人的な事情も把握してくれているので、病院との交渉もうまく進めてくれるし無駄がない。
転職失敗を何度か経験したおっさん循環器内科医だが、このエージェントがいる会社に任せてからは自分の市場価値に見合った転職ができていると感じるのだ。おっさんも年を取りあまり多くを求めなくなったというのもあるだろうが、こう考えると紹介会社というより、自分の事を本当に理解してくれているエージェントと出会うかどうかが重要な気がする。
どの医師紹介会社に登録するのかは悩ましいところだが、これはと思うサイトがあればじっくり読み込んでみて自分の診療科のことやドクターのことをどのくらい理解している会社か、その会社の強みや弱みが徐々に見えてくるはずだ。そこで気に入った会社があれば登録してみたらいい。医師の転職成功の第一歩はいい転職エージェント選びだ。
しかしどんな担当者に当たるかは登録してみないと分からない。登録してみて医師求人をいくつか提案してもらって、それからじっくり付き合う転職エージェントを決めればいいだろう。