違い

常勤医師と非常勤医師の大きな違い

常勤医師と非常勤医師の最も大きな違いは、常勤医師の方が受持ち患者さんを筆頭に病院の他の医師、看護師、事務やコメディカルの方々と長時間関わって行くことになるので、人間関係が濃密になるという点だろう。

もちろん、非常勤という形態の勤務だからといって患者さんやスタッフ達との関係が希薄でいいとは言わないが、勤務で関わる時間や担う仕事の責任度合いが全く違うので当然常勤の方がその病院で他のスタッフから信頼されなければ仕事に支障が出る事が多くなってしまうだろう。

常勤医師の場合はその病院に長く勤務する事で、病院にとってなくてはならない医師として安定した身分になっていくが、逆に非常勤の場合はいつクビになっても文句は言えない不安定な立場という点が大きな違いだろう。

また、非常勤医師は常勤と違って、福利厚生などはほとんど無く、あくまでアルバイトの医師という扱いで見られることが多い。
非常勤医師は現在病院にいる常勤医師だけではカバーできない部分を補うために呼ばれるのだ。当直しかり、外来しかり、病棟管理しかり、健診しかり、常勤医師がいない時の欠員補充役なのだ。
従って、常勤医師よりも仕事の役割は明確になっていることが多い。

欠員補充なのであまり経験年数やキャリアが問われる事は無いが、人気の非常勤案件では一定の臨床経験を積んでいる医師やスキルが高い医師が優先して採用されやすいという事は現によくある。

また、上でも述べたが福利厚生の面に関しては非常勤医師は無いに等しいと言えるだろう。
一方、常勤の場合は、年金や社会保険はもちろんの事、退職金も病院によってはあり、キャリアアップを図るという面でも自分の専門分野や診療科目に集中して仕事をする事が出来る。

常勤医師でスキルアップして将来のキャリアを考える

将来のキャリアを考える
スキルアップや将来のキャリアを考えるとやはり常勤医師として働くことを基本にして、非常勤はあくまで補完的なものと考えるべきだろう。
もちろん、非常勤勤務でキャリアアップ出来ないというわけではないが、責任ある仕事を任せてもらう事が少なく、何より身分が不安定な為、非常勤のみでスキルアップしてキャリアを築いていくのは難しいという事なのである。

常勤医師の方が自分の専門分野で責任ある仕事に長い時間関わる事が出来、学会に参加する際も病院側から補助してもらえるなど安心して働く事ができえるのである。

だから、どちらの働き方をメインにするかは言うまでも無く常勤医師に軍配が上がり、スキルアップしながら、専門医、指導医などとキャリアアップを目指すのが王道である。、給与収入や症例など足りない部分を非常勤での勤務を使って補って行くことがベターであるというのがおっさん循環器内科医の考えだ。

常勤も非常勤も今は色んな医師求人があるが、内科、外科など診療科目を問わず、非常勤だけでずっとやっていこうと考えている医師がいるとしたらやめておきなさいと忠告したい。将来失敗したと後悔する時がやってくるだろう。
あくまで常勤勤務を軸にして、非常勤は給与を増やす為にいくつか掛け持ちでバイトをするという医師が多いが、年収アップやスキルアップを狙って常勤先を思い切って変える転職も成功すれば有効な手段だ。常勤で転職をする場合は、必ずあなたの今後の医師人生を豊かにするための求人を厳選して自分で探すか、転職エージェントなどと協力して転職活動をする事をおすすめする。

常勤転職で大切なことは転職失敗を避ける為に常にアンテナをはっておくことだ。

あなたは大学病院、民間病院、クリニックどこで勤務する?

大学病院、民間病院、クリニックどこで勤務する?
大学病院にするのか、民間病院にするのか、クリニックにするのか。
どれが確実によくなくて、どれにしなければならないという事は一切ない。

あなたの年齢や環境によって求めるライフスタイルに合う形態の医療機関に勤めることがベストな選択だ。ある医師にとっては大学病院がベストであっても、別の医師にとっては当直が無いクリニックがベストといった事が当然ある訳だ。

今の職場が気に入らないからというだけの理由で次の転職先へと簡単に移っていく医師はどこに行っても長続きしない事が多く、病院選びや人間関係でも失敗する医師が多い。
これから、どうなりたいのか。
このままいけば自分の将来のキャリアはどうなっていくのか。

自分がなりたい将来像を明確にして働く医療機関を選んでいった方がいいだろう。

基本的には施設はどこであれ常勤医師としてはたらき、キャリアを磨く事が重要だ。臨床医であれば、できるだけ多くの外来や病棟管理、当直を経験する中で症例経験を積んで実力をつけておく事が将来に繋がる。非常勤勤務は年収や給与を増やす目的が主だろう。条件のいい他のクリニックや病院で非常勤バイトをすればいい。

おっさん循環器内科医が言うまでもなく、何が正解かというのはあなたの今後の目指すキャリア次第なのだ。

あなたは常勤医師としての年収とキャリアの目標は?

あなたは、常勤医師としてどこを目指しているのだろうか?

それによって、働き方は大きく変わるだろう。
医局に入ってそのまま働き続けるのか、医局を出て自分のやりたい診療や年収アップを優先するのか。

年収を第一とするのか、キャリアを第一とするのか。
医師によって考え方は違って当然である。
ただ、言える事は、明確なキャリアプランのない医師はどこかの転職で確実に失敗を経験する事になるだろう。

医師の転職の失敗は他の職業の人よりもキャリアに大きく響くことが非常に多いというのがおっさん循環器内科医の偽らざる実感だ。

常勤転職を考えている医師は、次の転職を成功させるために、一度しっかりと医師としての人生を見つめ直して、自分のキャリアプランを練って行くことを強くお勧めしたい。