医師以外の転職を考える

医師を辞めたい・・・。医師以外での異業種での生き方を考えている方へ

悩む医師

医師を辞めたいと思ったことがある医者は多いと思う。おっさん循環器内科医は何度医師を辞めたいと思ったことか。自分は医者に向いてないと感じたことが何度もある。
医者を辞めて、医師以外の異業種で芸術家になろうかとかレストランでも始めようかとかいろいろ思ったがとても食っていけないということは明白でただの妄想にとどめておいた。高校3年の時に医学部進学を決めた時点で医師として自分の人生を決定したのだ。
医者に向いているとか向いていないとか、向き不向きは多少あるとは思うが、今から振り返ると医者として生きていくという覚悟が足りなかったのだと思う。
殆どの医者は医師以外の異業種に行って今と同じ年収を得る事はできないだろう。医師の仕事は大変だが、先生と呼ばれて高い年収を得られるという意味では医者しかしてこなかった人間ができる医師以外の異業種の仕事なんて他には無く、まだ恵まれていると思って医者を続けてきたのが何を隠そう、このおっさん循環器内科医自身なのだ。

医師免許を活用できる医師以外の仕事は?

転職で悩む医師

おっさん循環器内科医も医師免許を活用して出来るほかの医師以外の仕事はないものかとよく考えたものだ。最初は開業も考えて開業セミナーに行ってみたりもしたがまだ勤務医の方がいいと感じて開業はやめた。臨床は向いてないので産業医になろうと思ったこともあるが産業医資格を取るのに纏まった時間が必要だったり未だに産業医資格は取ってもいない。
いっそ医者を辞めてしまおうかと本気で考えたこともあるが、冷静になってみると他にできることもないし、家族を路頭に迷わせる訳にいかないので、何となくそのまま医者をやっているという訳だ。こんな事を言うと患者さんからは怒られそうだが仕事はちゃんとやっているので誤解なきように。
循環器内科で心カテのプレッシャーが心身ともに辛くなってきたので今はカテはやめて、普通の内科医として仕事をしている。
こんなおっさん循環器内科医なので医師免許を活用できる医師以外の仕事をアドバイスすることはできないが、医薬品業界や製薬業界はどうだろうか。医師免許を活用できる仕事としては製薬会社のメディカルドクターがある。これは医師免許がある者しか応募できないので安定した会社員として働くにはひとつの選択肢として最近は人気のようだ。ただし、募集は少なく競争率は高いようだ。英語力も必要なケースが多いと聞く。
医療業界以外では医師免許を持つ政治家もちらほらいる。選挙に当選しなければ政治家にはなれないがこれも先生稼業だ。
他には保険会社の社医という仕事もある。社医の仕事内容は、主に生命保険会社だと思うが保険を引き受ける際の診断・査定や保険金支払い時の査定などのようだ。保険金詐欺の話などがニュースで流れるたび社医の仕事も大変だろうなと思う。

医師を辞めるという人生の選択はするべきなのか?

人生の分岐

医師を辞めるか辞めないかという相談を受けたとしたら、おっさん循環器内科医の答えは医師を続けた方がいいというのが基本的なスタンスだ。これは年齢に関わらずだが、どうしても医者を辞めたいというなら若いうちか、引退できるくらいの年齢ならお好きにどうぞと言うが、そうでなければほとんどの医者は医者以外の仕事で能力を発揮するのは難しいし、年収も大幅ダウンは間違いないだろう。だから医者を続けた方がいいと言う。
それでも医師以外の仕事をしたければ好きにしたらいい。
医師免許があるから高い年収で仕事ができているのが殆どの医師にとっての現実だと思う。医師免許が無ければただの人にもなれないのだ。しかし、医者に全く向いていないとか死ぬほどつらいというなら医師を辞めるという人生を選択するのも致し方ないとも思う。
患者がそんな医師には診てもらいたくないだろう。本人も患者も不幸になる。
誰か信頼できる人に相談するなり、何か他に仕事を見つけてさっさと就職するしかない。